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きなこの放浪生活(ダッカ編)

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きなこの放浪生活(ダッカ編)
ブログ紹介
二十数年間京都以外に住んだことがなかったのに、ふとしたきっかけからスウェーデンに移住。そこで結婚した相手が外交官になったことから、放浪生活が始まった。住み慣れたスウェーデンを離れ、東京、ニューヨークを暮らし、そしてとうとうバングラデシュのダッカに流れ着いた。
放浪生活の中でも発展途上国は初めての経験。見るもの聞くこと全て驚きの連続。日本ではあまり知られていないバングラデシュ。私の目を通したバングラデシュを少しずつご紹介していきたいと思います。
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大きさの感覚

2007/02/04 19:51
大きさの感覚っていうのは、相当に相対的なものなんですね。

今私たちが住んでいる家は2階建ての一軒家なんですが、延べ床面積にして東京で住んでいたマンションの4〜5倍はあろうかという広さなんです。
しかも、一部屋一部屋がかなり広く、最初見たときは度肝を抜かれました。リビングに2人でいても、なんかと〜っても寂しいんです。

が、人間というのはうまく環境に慣れるようにできてるんですね。
まあ最近はこの広さにも慣れてきました。

そこへ日本からの引っ越し荷物が到着。
すると、いろんな物がやたら「小さい」んです。

まず、洗濯物を入れるカゴ。
こちらに来てから、救世軍ののショップで気に入ったのがあって買いました。
確かに、ちょっと大きめのを買ったのは買ったのですが、日本で使っていた籐製の洗濯カゴを見て愕然。
なんて小さいの!!
でもこれ、確かに大きいと思って使っていたよな〜。
1週間分の洗濯物を入れていたんだよな〜。
ってことは、この新しいカゴは巨大だってこと?
もしかしたら、スウェーデンに戻ったらバスルームに入らないのかも…。

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そしてベッド。
こちらで用意されていたベッドは、スウェーデンのIKEAのベッドなのですが、自分達のベッドより絶対一回り小さいと信じて疑わなかったんです。
ところが、以前使っていた薄型のマットレスを上に敷いてみたら、なんと同じサイズじゃありませんか!

他にも、置物の壺とか、衣装ケースとか、東京で使っていたゴミ袋(そんなモン持って来るなと言われそうですが)まで、全てが小さい。

ホント、人間の感覚ってアテになりませんね。

まあこの調子で家に合わせて人間の体まで大きくならなければいいんですけどね。
もうすでにちょっとその傾向ありで要注意です。
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日本の引越屋さん

2007/02/01 19:34
先日やっと日本からの引っ越し荷物が届いて、今荷解きの真っ最中なのですが、日本の引越屋さんの仕事ってやっぱり丁寧ですね〜。
感心します。

まあ、割り箸の束まで薄紙で巻いていたりして、時々やり過ぎじゃないの〜と思うところもありますが…。

スウェーデンから東京に引っ越した時は、届けてくれた日本の引越し業者の方が荷解きもして下さったのですが、スウェーデン側の荷造りのあまりの雑さに驚いていらっしゃいました。
私はスウェーデンでしか引越しをしたことがなかったので、その時はよく分からなかったのですが、今自分で荷を解いてみてそれがよく分かります。

ただ、もっと不安なのは、ダッカから引っ越す時。
もう今から心配で、大切なものは自分でパッキングした方がいいのかもとも思い、日本の引越屋さんのパッキングの仕方を覚えておこうと勉強中。
でも、2年半後には確実に忘れているでしょうね〜。

引越し荷物の片付けはとても大変なんだけど、箱を開けて包みを一つ一つ開けるのは、ちょっとワクワクします。
自分で詰めていないので、何がどこに入っているか詳しいことは分からないし、ちょっぴり宝探し的な要素があるのかもしれません。
それに、荷物を出してから5ヶ月経っているので、「あ、こんなものも持っていたな〜」という新たな発見もあったりして。

私はチョコチョコと整理するのが苦手で、やる時には一から全部ひっくり返してやらないとできない性質なので、この際一気に大整理をしてやろうと思っています。
ただ、こんなやり方していたら、全部片付くまでに相当の時間がかかることになるでしょうけど…。
とにかく片付けてしまいたい夫が、その内に切れるかも…。
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ダッカの冬

2007/01/31 19:43
バングラデシュに冬があるってご存知でした?

こちらに来る前に読んだバングラデシュに関する数少ない資料には、「バングラデシュには6つの季節があり…」と書いてありました。
しかし、私たちはそれを笑い飛ばし、夫に至っては、「そうそう、それはね、『暑い』『ちょっと暑い』『もっと暑い』『すっごく暑い』っていう季節なんだよ」と冗談を飛ばしておりました。

12月半ば過ぎ、私たちがダッカに来た当初は、かなり快適な気候でした。
暑すぎず寒すぎず。
日中は25〜6度、朝晩は多少肌寒くなるもののせいぜい15〜6度といったところでしょうか。
スウェーデン人らは水着で日光浴なんぞしていたくらいです。
一方、現地の人は毛糸の帽子をかぶっていたり、マフラーを頭からぐるぐる巻きにしていたり。
私たちも「それはやり過ぎでしょう」と、笑っておりました。

しかし、そんな私たちに天罰が下ることに。
1月に入った途端バングラデシュが例年にない大寒波に見舞われたのです。

なんと、北部の村々では、寒さによる病気などで亡くなる人が1週間で100人を超える始末。
特に貧しいお年寄りや子供が多かったようです。

ダッカではそこまでひどくなく、気温だってマイナスって訳じゃないんですが、いや、寒いのなんの。
何が寒いって、家の中がやたら寒い。
普段暑い国なので、クーラーはあっても暖房が無い。
それに、家は石でできていて、床も石。
夏はひんやりとして涼しいのでしょうが、こう寒いとまるで氷の部屋にいるみたいです。
その上湿度が高くて、底冷えがする。
そう、まるで京都の冬のよう…。

しかも、NYを離れる時に、スーツケースに収まりきらなかった厚手のセーターを、もうしばらく着ることもないだろうからと捨ててきてしまったんですね。
そこで、ババシャツの上に、Tシャツや薄手のセーター、パーカーなどを重ね着し、その上からダウンジャケットを羽織って寒さを凌ぐことになりました。
家の中で、です…。

で、我慢し切れず、とうとうファンヒーターを購入しました。
バングラデシュでヒーターを買うことになるなんて、誰が想像したでしょう。

確かに、バングラデシュにも冬はありました。
笑ってごめんなさい

という私たちの陳謝の声が天に届いたか、先週の終わり頃から随分暖かくなってきました。
日中はもう汗ばむほど。
まあ、2月は「春」だそうですから、後はどんどん暑くなる一方でしょう。


ちなみに、買ったヒーターは2週間で壊れました
ファンは回るけど、温風が出ない。
まあ、もう必要ないからいいけど。
これからは、扇風機代わりに使うとするか。
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前途多難?

2007/01/29 20:17
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スウェーデンに行った時は、着いた翌日に運命の出会いをしたことはお話しました。

さて、今回はと言うと…。

ニューヨークからロンドン経由でダッカに到着したのは、12月半ばのある日の夜中。
ダッカでは夜中に発着する便が何故か多いのです。
電灯が少なく、空港なのにやたらと暗い。

疲れた体を引きずり、入管手続きを済ませ、預け入れ荷物を待つ。
ところが、待てど暮らせど出てこないのですね、これが。
そのうちにターンテーブルが止まってしまった。

スーツケースが出てこなかった人多数。
一斉にクレームに押し寄せます。
私たちも、大使館が寄越してくれた運転手の助けを借りて、なんとかクレームを出しました。

ロンドンでの乗り継ぎは、いつも以上に混乱をきたしていて、スーツケースが積み残されたのもそのせいでしょう。

もう夜中の3時も回ってたので、取り合えずホテルへと向かいました。
しかし、昨今の手荷物制限のため、化粧品やコンタクトなどは全てスーツケースの中。
迂闊にも着替えも一切手荷物には入れていなかったので、着の身着のまま、化粧も落とせず寝ることになりました。

翌日になっても荷物は届かず、大使館が車を出してくれて、取り合えず当面必要な物の買出しに出かけることになりました。
と簡単に言いますが、日本ならコンビニに行けば一通り必要なものが揃うでしょう。
しかし、ここではそうはいきません。

シャンプーや最低限の基礎化粧品などは、輸入品を扱っている店でなんとか手に入れました。

問題は実は服なんです。
それも、婦人服。
男性用は、Tシャツとか下着類なんかも一応ありました。
さすがに買わなかったけど、必要ならワイシャツとかスーツとかも買えます。
でも、女性はほとんど(私が見る限り99.9%)がサリーとかサルワール・カミーズという民族衣装を着ているのですね。
なので、私たちが普段着るような服は、まず売っている店が極端に少ないし、あっても品数も少ない。

それにもっと悲惨だったのが下着。
自慢じゃないが、私は日本以外で下着を買ったことがない
日本人の体型にはやっぱり日本製(某日本のメーカーの中国製は買ったことありますが…)と信じて疑わない。。
スウェーデンに10年住んでいても、一度も買わなかった。
それがバングラデシュで買うことになろうとは…。とほほ。
種類もサイズもばらばらのワゴン山積みの中から探す。
まあね、プッシュアップブラを出せとはいいません。
でも、もうちょっと役に立ちそうなブラはないのか!
サイズ表示だってよく分からない。
適当に買って帰ったら、まあ〜着心地の悪いこと。
でも、着てきたものを洗濯するためには、どうしても着替えが必要だから仕方ない。

ただでさえ、慣れない土地での新生活。
日本やスウェーデン、NYのように1人で出歩くこともできず、ゲストハウスの部屋に1人きり(夫は仕事)。
こういう時に自分の身の回りのものが無いって、すっごく心細いものですね。

結局スーツケースが届いたのは、1週間後。
とっても暗かったあの1週間…。

悲惨なスタートとなったのでした。
なんか先が思いやられるな〜。
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なぜに、ダッカ?

2007/01/28 19:42


さて、まずはなぜ私たちがダッカにやって来たのか、そこからお話しましょう。

それは一言で言うと人事部の陰謀…、とまでは言わなくても、人事担当者の策略に引っかかったのは間違いありません。
口車にうまく乗せられ、それまでダッカのダの字も頭になかったのに、希望赴任地リストに載せてしまったのは夫だ。
もちろん載せたのは第6希望ぐらいで、上にはワシントンだとか上海だとか、人が聞けば「まあ〜、楽しみですね〜」と反応してくれる都市がいくつもあったのですよ。
しかも、上位希望地だって結構な手応えがあったの。
でもね。仮にも「ダッカ」なんて希望リストに書いたのは、どうやら夫1人だったらしい…。
まあ、結果は目に見えてますわね。

でも、夫1人を責める訳にはいきません。
「戦争が起こっているような場所じゃなければいいわ」と、希望を出す時にOKを出したのはこの私。
「書くぐらいはいいよ」と軽い気持ちだったのも事実。
まさかそこに決まるとは…。

バングラデシュなんて、どこにあるのかも実はよく知りませんでした。
なんとなくインドの辺りっていうだけで、しかも何故かインドの西側だとずっと思っておりました。
まあ、地理に弱い私のことだから、その程度でも仕方がないか。
その上、バングラデシュの内情も歴史もな〜んにも知らない。

しかし、やたら心配性な割には、根が楽観的な私。
「そんな所に行くことになったのも、これまた運命に違いない」と達観した私でした。

と言うのも、実はこれと似たような経験を以前にしているからなのです。

あれは十数年前。
日本語教師のインターンシップとして海外に行こうという時。
私は、以前に旅行で行って大好きになったオーストラリアに希望を出しておりました。
ところが、これは希望者が多く惜しくも選にもれ、来年まで待つしかないかと思っていたところへ、突然振って沸いたようにスウェーデン行きの話が。
当時、スウェーデンのことなんて、スカンジナビア半島にあるのは辛うじて知っていましたが、それもスウェーデンとノルウェー、どっちがどっちだか分からないっていうぐらいの知識しかなかったのです。
まあそれでもとりあえず行ってみましょうと、3ヵ月後にはスウェーデンの地を踏んでいました。
ところが、スウェーデンに着いた翌日に運命の人(つまり今の夫ですね)と出会い、後に結婚してスウェーデンに移住するようになるとは、その時誰が想像したでしょう。
あれはきっと何か運命的な導きであったに違いないと思うわけですね。

何も知らずに、しかも希望に反して行ったところ、まあ結果オーライだったという話。

今回もそうであればいいのですけどね。
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